ヘッジファンドがやられにやられているようだ。
フィナンシャルタイムスに年初からここまでのワースト記録が出ていたが、
サブプライム危機を予測して大儲けしたことで一躍有名になったジョン・ポール
ソンは39%以上凹んでいる。
米国債は紙くずになるので債券ポートフォリオから外すと豪語したPIMCO
のビルグロスは584の債券ファンドの中で501位と不名誉な順位となった。
なぜか?
結局、最大の敵はボラティリティ。
FXのボラの高さも今月は尋常ではなかった。
上がれば下がり、下がれば上がりと、トレンドが出来ないまま
ローラーコースターのような値動きでは落ち着いてポジション持っていられない。
ヘッジファンドにはいろいろな種類があるが、ポールソンのようなマクロトレーダー
はもともと荒っぽい数字がどうしても出易い。
たとえば、彼を一躍有名にした2007年は164%ももうけた。
そういう点では40%近い凹みは大したことないように見えるが、事はそんなに
単純ではない。
ヘッジファンドの成績を図るシャープレシオという計算式があるが、この計算に使う
分母の部分は最大ドローダウンだからである。
ここまでのポールソンの利益と凹みを見ると、レバレッジが高いから利益も損も
大きいと言ってしまうこともできる。
単純に彼の成績をレバレッジ10分の一で見れば、2007年が16.4%の利益
で、今年8月までは3.9%ダウン。
と見れないこともない。
どっちがお客さんにとって良いんですか?
これはお客さんの好みによる。
つまり、絶対値でヘッジファンドを比較してはいけないということだ...。
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