原油価格の動向は資源国の通貨の先行きにとても大事なので、常に原油価格を見て
いる人も多いと思う。
その点では今イランの核開発疑惑でイラン原油の引き取りをやめろという脅しが米国
からあって、日本もユーロ圏も引き取りをやめる方向で動き始めている。
イラン原油の引き取り量では、日本は中国、インドに次いで3番めなので、そのイン
パクトは小さくない。代替を生産余力がまだあるサウジアラビアの原油で穴埋めしよ
うということで、イラン原油にの引き取りを減らして行くことになった。
ユーロ圏は7月から実施すると逃げた。
中国は漁夫の利を得ようと、引き取り減には反対。
インドも反対だ。
またしても日本は'ばば'をつかまされることになった。福島原発で核エネルギーの
代替として原油などに頼らざるを得ない状態なのだが...
個人的にはイラクの時の米国の嘘の核疑惑もあるので、本当にイランが核を持って
いる、あるいは開発しているのかは疑わしいと思っているが、まだ世界は米国の
言いなりなので、誰も表立っては米国に文句を言えない状況だ。
そこへ来て、昨日のサウジアラビアのナイミ石油相の発言は重大だ。
OPECのハト派であるサウジアラビアは以前75ドル平均でいいと言っていたが、
急にそれを100ドルに上げることにした。
アラブの春がサウド家にも及んだらたまらないということで、お金がもっと必要に
なったということなのだろう。
イラン分を穴埋めしますよ、でも値段は高い
というわけ。
ところで世界の原油需要の35~40%がホルムズ海峡を通ってタンカーで運ばれる。
この海峡が閉まると、原油価格は一瞬暴騰すると思われる。
今回のイラン核開発疑惑にたいする世界の世論作りの先導役はいつもの通り米国だが
今のタイミングは米国経済の現状をみると考えられる説明は次のようなものか?
オバマ大統領が今年再選を控えているので、米国のユダヤ人を見方にする必要がある。
アラブの春とトルコのアラブ寄り政策変更でイスラエルが四面楚歌状態になている
が、怖いのはイランだ。
そのイランに対して米国はイスラエルに攻撃するよう仕向けているような節があるが
イスラエルとしては、四面楚歌状態でそんな攻撃は出来ない。
むしろ米国に攻撃してほしいはずである。
そこで出てきたのがこのイラン核開発疑惑。
これが本当が嘘かは知る由もないが、とにかくこれはイラン叩きの絶好のチャンス。
イラク後、イランへの先制攻撃は出来る由もないので、イランからの挑発を引き出そう
としているのではないかと思われる。
そこで、ホルムズ海峡での小競り合いを起こさせる...こんなシナリオか?
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